1週間、ラーメンとお餅を堪能した。米沢はおいしい

この1週間、米沢に帰っていた。

米沢を撮影するためライカM3、EOS-RT、FUJI-GW69、ローライ2.8Eをそれぞれ4つの小さいバックに入れていった。フィルムはネガカラーとモノクロを用意した。現地に行ってそのときの生理にあったカメラとフィルムを使おうと思ったのだ。

米沢は毎日これでもかというくらいの晴天だった。青い空に、緑の稲穂、印象的な風景ばかりが目に付く。35ミリではなく、69のネガカラーを使うことにした。FUJI-GW69には90ミリのレンズが付いている。35ミリ換算で43ミリくらいだ。ちなみに35ミリと69の縦横のプロポーションは2:3で一緒である。

焦点距離、年齢説というのがある。20歳なら20ミリ、35歳なら35ミリ、50歳なら50ミリが生理的に合うという、写真家高梨豊が唱えた経験論だ。年齢とともに把握できる空間が狭まるということだろう。今43歳の僕にGW69の90ミリの焦点距離はぴったりと合っている。

GW69はライカをそのまま大きくしたような形でそのサイズと形からから「お弁当」と呼ばれている。メーターは付いていない。ミラーがないレンズシャッター方式で、レリーズショックはほとんど無い。ピンとは距離計連動式で、まあまあ合わせやすい。

サイズが6×9センチもあるから120フィルムで8枚しか撮れない。あっというまにフィルムチェンジになる。20本持っていったコダックウルトラはあっというまになくなった。

ローライにはモノクロを詰めて散歩の時に持ち歩いた。ローライを持っているときはGW69は持たない。常に1台だ。

カラー20本、モノクロ9本、現像が上がるのが楽しみでしょうがない。