ひさしぶりに仕事がたてこんでいる。今日も蒸し暑い中2本の撮影。夕方は信じられないくらいの渋滞にはまる。年に1,2度ある大渋滞だった。
昨夜はデイズフォトギャラリーのワークショップ3回目。今回の講師は築地仁氏。持ってきてもらったオリジナルプリントのクオリティのすごいこと目が洗われるようだ。引き伸ばし機を6台使い、引き伸ばしレンズを50本も所有している。
考えられる限りのトライアンドエラーを続けて、始めて得られるものがある、というのがよくわかる。一時はノイローゼになるくらいにプリントのことを考え続けたと聞いて納得してしまった。そのくらいのプリントだった。
毎回、講義のほとんどは知っていることだし、新しい技術の発見があるわけではない。でも一番重要なのは、作家がプリントにかける執念を目の当たりに感じることができることだ。自分のプリントを見つめなおすいいきっかけになっている。
でもまあ、写真家というのはよく喋る。2時間半の時間を1時間オーバーしても足りないくらいだ。もう、本当に写真のことが好きというのが分かる。僕もあんなオヤジになりたい。
京橋の新しいギャラリー「プンクトゥム」に若木信吾写真展「On going」を見に行く。自分の生まれ育った浜松の幼なじみを撮ったシリーズ。自分が米沢を撮り始めたので面白く見ることができた。
