能舞台役者の野村万之丞氏の撮影。モノクロでハッセルと645Nを使う。1本はカラーで撮って、現像後スキャナーで読み込みモノクロ出力を試してみることにする。
撮影が終わり移動中、携帯が鳴った。「こちらOOO社担当の×××です。お客様が昨年7月に利用された出会い系サイトの料金が振り込まれていません」ときた。「ハンドルネームはガッチャンで登録されています。生年月日は1967年8月になっています」。
「あ〜なにかの間違いだわ」「イエッ!09032××××××の電話ですよね!登録されているのは間違いないんです」と譲らない。「そりゃ無茶だわ、払えないよ」というと「それではしかるべき興信所を使って玄関先まで伺いますがいいんですね!」と興奮している。「来れば」と言うと「分かりました」と電話が切れた。着信履歴は携帯からだった。普通こういう場合、会社からかけないか。怪しさ倍増である。
来るかなあ。来れば面白いんだけどなあ。ネタになるし。でも興信所なんか使ったら割りに合わないだろうなあ。アッこういうときに個人データ流出がお金になるのか。始めてデータ流出の問題を実感できたな。
しかし、いくら儲かるとはいえやっていて楽しくないだろうなあ。電話をかけるのは使われている身だろうし。いくら頑張ってもむなしいよなあ。なんだかどういう人か会ってみたくなった。
ヨドバシで現像関係の買出し。薬品と印画紙。中野の島忠で20リットルのポリ容器を3つと10リットル容器2つ。いままで垂れ流していた現像液を処理業者に頼むことにした。お金はかかるが廃液を捨てる時に胸が痛まずにすむ。ワークショップを始めたと言うのも業者に頼む一因になった。
デジタル化は環境問題から考えると正しい。それでもアナログを続けていきたいと考えるなら多少の費用と手間はしょうがないところだ。