鉄板焼き。

最後の手術から1週間がたった。良くなっているような変わりのないような。とりあえず目から下はいたって元気。

買出しに付き合うくらいしかやることがない。年末のテレビを日がな見ている。目のゴロゴロ感はすっかり薄れた。

妻に突然「いったいいつから写真をやっていたの」と聞かれて、はたと考えた。一眼レフを手に入れたのは高校入学時だが、中学時代も好きだったな、小学生時代は… と思い返してみたら、9歳の時にボルタ版(フィルムのサイズ、今はもうない)の簡易カメラ「プリンス」を800円で買ってもらったのを思い出した。

あの頃からずっと写真を撮っている計算だ。その後に父親のカメラを使うようになって、一眼レフのOM−1へとつながる。

もっと前の記憶では、子どもの頃一番好きなおもちゃは「ネズミがレンズのところから飛び出すカメラ」で、本物のカメラの皮ケースを常に首からぶら下げていた覚えがある。

「写真の神様」がいるとしたら呼ばれているとしか思えないな。今「写真人生」最大のピンチだが、神様がついていてくれるようなので大丈夫。と、思うことにしている。