朝は明太子、鮭、大根の葉とジャコの炒め、梅干。

金曜日、撮影後暗室でプリント仕事。なかなかはかどらない。

アシTに暗室をまかせたまま阿部久仁夫写真展(音羽画廊で26日まで)のオープニングパーティへ。「POINTh」と題されたモノクロのパノラマ写真。海辺の風景や波が丹念に写し出されている。横長の画面というのは意外と目になじむ。見たままの感じに近いものがある。フォーマットの選択は写真家にとって極めて重要な問題だ。見た目の面白さだけでは長続きしない。生理的な好き嫌いのほかに、必然性が問われる。

パノラマ画面は映画を見ているように感じる。そういえばヴィム・ヴェンダースもパノラマで荒野を撮っていた。

阿部さんは写真家のほかに「季刊クラシックカメラ」や「極上カメラ倶楽部」の編集長としての顔を持つため、パーティには写真関係者が多く来ていた。そのなかでも写真家の普後均さんに1年ぶりで会えたのが嬉しかった。普後さんは、地元米沢での高校の先輩にあたるのだ。

そのほかにもその筋の有名人が。どの筋かと言うと、「コーワ6を買った」という話しで盛り上がれる人たちだ。薀蓄がカメラをぶら下げている人多数。話しを聞いていると「ヘーッ、ヘーッ、ヘーッ」の連発である。

パーティ終了後居酒屋へ。えんえんと写真の話し。楽しい。江古田に戻った後もKさんとバーで一杯。

土曜日はワークショップ。テーブルトップフォトの実習。カメラと黄ピーマンを撮る。極簡単なセッティングでも良く写ることを体験してもらう。簡単にいうとヤフオクだったら2割がた値段が上がりそうなブツ写真の撮り方だ。最後に全員でハッセルを使って撮ってみる。来週はそのプリント。

日曜日、ポカリとした陽気。炬燵をだして冬支度。