ワークショップ第一回目。

今日は午前の部、午後の部とも「露出」のお話し。最初に出てきたのは絞り値の謎。なぜ2の次が2.8で次が4なのか?絞り値の数字の並びの解説。まるで算数の授業のようだ。プロカメラマンでも90パーセント以上がなぜこの並びなのか説明できないと思う。まあ、こんなことは知らなくても写真は撮れるけれど知っていて損はない。

続いてシャッタースピードと絞りと感度の相関関係。この辺になると午前の部の受講生の顔は「????」という表情になってくる。説明を分かってくれただろうか?

その後、世界共通である晴天時の露出を教えて、その露出で撮るとどうなるか見本を見せる。あまりに簡単な露出のきめ方に皆疑心暗鬼だ。でも実際そんなもん。きれいに晴れてさえいれば露出計は必要ない。

「曇ったらどうするんですか」という質問にはそんな時は撮らなくていいと答える。光がないところを撮ってもなかなか思ったとおりの写真にはならない。まずは光があるところを撮ることを勧める。モチーフ優先でなくて光優先の考え方をしてもらう。

それらのことを話しているとあっという間に2時間が過ぎた。雑談を交えて受講生の撮った写真を見せてもらう。「晴れた日に写真を撮る」宿題を出して終了。

5時間話し続けだったが楽しかった。ちょっと駆け足だったのでどのくらい理解してもらったか疑問だが、しばらくたってから「そういえばあんなこと言っていたな」と覚えていてもらえば上等かな。少人数で顔をつき合わせて相手の表情を見ながら話しをできるのは思っていて以上によかった。

受講生の皆さんご苦労様でした。また来週お会いしましょう!