昨晩は、江古田の名店「ビストロ斉藤」レベル高し。

飛び飛びの休みだから仕事が入ってくるかと思えば、なしくずし的にGWに突入してしまった。娘は一人で米沢の実家に遊びに行っているし、この頃腰は痛いしで、ここ数日大したことはやっていない。このままGWは終わってしまいそうだ。

「小人閑居して不善をなす」という言葉が頭をよぎる。暇にあかせて何を考えていたかと言えば、唐突に「車の買い替え」。今乗っているボルボV70を日産キューブにしようと思っているのだ。理由は妻が運転をするためだ。身長150センチの妻がボルボの運転席に座ると、いくらシートを調整しても体が深く沈みこみ、アクセルペダルが届くように座席を前に出すと、ハンドルと体のクリアランスはわずか数センチになってしまう。これでエアバックが開いたら、なんかとんでもないことになりそうだ。

常々公言しているが僕は運転が嫌いだ。ドライブを楽しむと言う言葉は僕の頭にまるでない。出来ればさけて通りたい。なのに妻が(身体的に)運転できない車ということで、どうしてもプライベートでは運転手の役割をしなくてはならない。これはストレスを越してもはや苦痛になっていた。

これまでは妻の体に合わせた車選びというのはまるで考えたことがなかった。カメラマンたるものボルボのひとつくらい乗っていなくてどーする、と見栄っ張りな選択しかしていなかったのだ。「ボルボなんて機材車ですよ」などと会う人ごとにうそぶいていたりもしていた。

しかし、去年髪の毛を染めるのをやめ、白髪頭をカミングアウトしてから確実に自分の中で何かが変わった。意外と白髪頭が評判よかったせいもある。もう見栄は張らなくていいかも。車もボルボじゃなくて小さいのでいいいのかも、という結論になったのだ。そう思っていたところに突然妻が「キューブなら運転してみたい」と言い出したのだ。キューブという選択はとても正しい気がする。車嫌いの僕も乗ってもいいと思わせる何かがある。

娘もボルボは嫌いだ。革シートの匂いのせいか、乗ったら必ずと言っていいほど酔ってしまう。実家や友人の国産ファブリックシートの車だと全然平気なくせに。車酔い嫌さに娘はボルボに乗ることを頑なに拒否する。これも買い替えのひとつの要因になっている。

今のところ日産のディーラーと中古買取のお店に行って話しを進めている。どうなるかは連休明けのお楽しみ。