ロンドンで買った3万円の皿にスパゲッティを盛り付け

暗室を出ると、レッカー車が止まっているのが見えた。

目線の先には緑のボルボが宙に浮いている。今まさに動き出さんと言う時に「ちょっとまったー!」とレッカー車の前に身を投げ出した。間一発、拉致を防ぐことができた。

「31分の禁止場所放置です。1万5千円の反則金を3月3日まで郵便局または銀行に納めてください。違反点数は2点です。」おいおい、道はがらすきだよ。誰の迷惑にもなってないよ。30分の駐車でそれはないんじゃないの。といったところでなにが変わるわけでもないし、婦警さんも仕事だろうから黙ってサインする。レッカーされなかっただけラッキーと思うしかない。

1万5千円あれば、結構なことができるな。年度末の調整とは思いたくないが、これまでこの辺でレッカーされたのを見たことないぞ。自分で払いに行くのは悔しいから妻に銀行に行ってもらうことにした。

写真展審査用のプリントを進めているが、これまで出来ているものに新しく焼いたものがうまくなじまない。並べて見ると、どうしてもはじかれてしまう。せっかく2日かけて10枚以上焼いたのに23枚しか使えない。うーん枚数がそろわない。30枚以上での応募が義務付けられているのだ。こういうところがメーカー系ギャラリーのやっかいなところだ。

東京駅丸ビルで撮影。イタリア№1のパテシェの撮影。イタリア人というのはどうしてあんなに喋るんだろう。一つの質問に10くらい答えていた。

丸ビル37階からの眺めは素晴らしかった。新宿高層ビルからの眺めというのは大したことないが、東京駅を眼下に見下ろし、海に抜けるここからの眺めは絶景だった。シノゴのカメラを持ってきていなかったことを激しく悔やむ。

今日は風が窓をたたく音で目覚めた。花粉が飛んでいるのは一目瞭然。くしゃみが立て続けに3発。泡盛をいつもより多めに引っかけて仕事にでる。家に帰る頃には泡盛効果は薄れている。ご飯を食べて泡盛で晩酌。1本があっという間になくなってしまう。