今日も晴れ。車の室外温度計は15℃を指していた。
撮影前、赤坂の東京写真文化館に「マイケル・ケンナ展」を見に行く。
http://www.tpcc-akasaka.com/m-salon/index.html
大四つ切のプリント60枚が展示。ケンナの写真集は1冊持っているが、オリジナルをまとめて見たのは初めて。期待にたがわないプリントだった。正方形の画面が多い。多分ハッセルだろう。フィルムも印画紙も僕の使っているものと大して違わないはず。なのに、どうやってプリントしているのかまったく見当がつかない。日影の木立の向こうに見える日向の建物の写真は、両方とも適正なトーンが出ていて焼きこみや覆い焼きを感じさせない。当たり前の写真に見えて実は不思議な写真になっている。
1枚1枚見ていくと、どうしても下に張られた値段が気になってくる。エディション(プリント番号)は45枚限定がほとんど。中には非売品となっていているものも多い。エディションを売り切ってしまったのだろう。価格は最低20万円から80万円の値段が付けられていた。平均40万円で売れたとして45枚で1800万円!ギャラリーとの折半でも一枚の写真が900万円になる!写真を見ていても、ついついそっちのほうばかり気になってしまう。
日本をテーマにした豪華装丁の写真集が9000円で売っていた。
赤坂で1本撮影の後、お台場でもう1本。その間の移動は、ずっとアシTが運転。一ヶ月たつというのに助手席に座る僕の右足は、あいかわらず床に突っ張りぱなしだ。