日曜の昼、江古田のラーメンいちや。

昨日は娘の「バレエ」の発表会。

娘と妻を車で都立大学まで送り届ける。都立大学跡地に図書館、体育館、ホールなどが集まった複合施設が新しく出来ていて、そこを借りてやるらしい。小さいホールでこじんまり、かと思っていたらプロが使うような1000人収容の大ホールでやるという。たかが子供のバレエの発表会にしてはすごすぎないか?

リハーサルの時間が結構あって本番まで時間があいたので、近くに住むカメラマンの友人Oの家に遊びに行く。彼とは同い年で出身地もすぐ近く、フリーカメラマンになった時期もほとんど一緒なら結婚したのも同じ頃。フリーになりたての頃知り合い、いくら働いても日当15000円の時代から、降って湧いた様なバブル時代、そして不景気なこの頃までと、ずっとお互いの仕事を見てきた。

彼は「輝け!日本で忙しいカメラマンランキング」でいくと、おそらく250位くらいには入っているのではなかろうか。とにかく知っているカメラマンの中で一番忙しい。どれくらい忙しいかと言うと、北海道ロケから戻って羽田で着替えとフィルムを受け渡し、そのまま沖縄ロケに行ってしまうくらいである。

ある時、僕がすごく忙しい時期があって、たしかひと月22本の仕事をした時だったと思う。自慢げに「イヤー、今月はいそがしかったよ」と彼にいうと「俺は今月たいしたことなかったなあ」という。「勝った!」と思い、彼に撮影本数を尋ねたら、なんと「25本」だった。25本でたいしたことのない生活をしているとは。以来、撮影本数を自慢するのはやめにした。

彼の事務所部屋をのぞくとそこはまさにコンピュータールームだった。ざっと見ただけでMacのG4デュアル、パワーブックG4、DELLのハイスペックマシン、ニコンブローニーフィルム対応スキャナ、17インチツイン液晶モニターエプソンのプリンターが2台、デジカメがニコンD-1とフジのS2PRO。デジタル撮影の割合が多いというのも納得。

夕方から発表会。親バカに徹して「イオスD60」で娘の舞台を撮る。感度1000で撮るがとてもきれい。デジカメは条件が悪くなればなるほどフィルムに対してアドバンテージを保てる。悪いがオフィシャルで撮っているカメラマンよりあがりはいいぞ。なにせ彼らの使っているのは感度800のネガカラーなのだから。