2015-01-01から1年間の記事一覧
いきなり寒くなった。一時的なことなんだろうけど夏が終わった感じだ。子供の頃米沢の小学校は夏休みが東京に比べて1週間早く終わった。お盆になると急に朝晩冷えてきて夏の終わりを告げるように鈴虫が鳴き出す。あの時の途方もないがっかり感は今でも思い出…
昔みたいに暗室に長い時間こもれなくなってきた。せいぜい5時間。お昼から始めて準備に40分、2時間焼いて休憩して、また2時間焼いて水洗と後始末に1時間。トータル6時間コース。プリント中ずっとスクワットやらストレッチをしている。片足で立ったり体をひね…
盆の前。もう行かないと言っておいて、すでに今年二度目の米沢。フランスに住むコンテンポラリーダンサーのYodaさんが山形で踊るというので見に行こうと思ったのだ。Yodaさんとは8年前に、パリのカフェで友人の友人の彼女の友人というつながりで会った。異国…
アルルでレビューを受けたフォトブックフェアのディレクターがFacebook上のサイト「Unless You Will」と「Photobook Melbourne」に"da.gasita"と"prana"の写真を紹介してくれた。彼女が選んだ15枚の写真はいずれも陰影バリバリ。というよりそれを基準に選ん…
2015年に気がついた「写真と影の関係性」 近年の写真の表面上の傾向として「影」がない。この場合の影とはドロップシャドウではなく、グラデーションをともなった陰影のことだ。フラットな光を使い平面的な構成になっている。実は以前から欧米の写真を見てい…
冬青から「なんか渡部さんの写真集"prana"を見たというドイツの出版社だかブックショップだかがギャラリーに来るって連絡があったんだけど知ってる?」知らないな、アルルでも会ってないよな?時間があったので冬青に行ってみることにした。やってきたドイツ…
会う人ごとに「写真と影の関係性」のことを聞かれる。レビューサンタフェの時の「現代芸術ってなんだ?」と同じ。いつもならモヤモヤしたままで終わることが、レビューの場所にいて、写真に囲まれていると神経がピリピリしてきて感じることができるのかもし…
ようやく腰が治った。今回は時差ボケも長引いて昼間に突然眠くなったがそれも通常に戻った。アルルにはローライとトライXを持っていって、15本撮影した。自分で言うのもなんだが、いつもながら少ない。それを火曜日にRCの四つ切りにプリントしてみた。20枚く…
欧米の写真において「センチメンタルとノスタルジア」は嫌われるということはわかった。なぜ個人の感情を前面に出したものが否定されるのか?昨日ある写真雑誌の編集長と小一時間話しをする機会があった。「渡部さん、近頃の若い人が持ってくる写真っていう…
ワークショップ2B「51期」の募集 ご案内 <申し込み時の要項> ①/住所 ②/氏名 ③/連絡先 ④/所有しているカメラ ⑤/簡単な写真歴 ⑥/プリント経験(暗室)の有無 ⑦/希望の曜日・時間帯ワークショップ2Bの講座は、毎週土曜日が「午前の部」と「午後の部」、日曜…
アルルのフェスティバルでは20以上の公式な展示と、大小様々な個人で開催されている写真展を見ることができる。教会や遺跡跡、雑貨屋やホテル、飲食店にいたるまで目に触れる全ての場所が展示会場となる。古典名作の類から、今年のアワードの受賞展まで大量…
木曜日の午前11時にパリを出て、金曜日の午前6時に羽田に着いた。席の後ろがフランスの若いやつらで、うるさいわ、騒ぐわ、ついには僕の席を後ろから蹴り出した。さすがに頭にきて、後ろを返って「いい加減にしろ!」と日本語で怒鳴ったらしばらくおとなしく…
今年のアルルのポートフォリオレビューには少なくとも20人以上の日本人が参加していたようだ。そのうち半分近くと声を交わした。日本からというだけではなく、パリやロンドンに住んでいる若い人もいた。全体でも年齢層は30台前半が多いような気がした。もっ…
土曜日、残りのレビュー2件が終了。ホッとした。お昼に皆と飲むビールがおいしい。受けたレビュワーはふたりともフォトブックフェアの人で、ようするに写真集のスペシャリスト。楽しみにしていた。最初のひとりにpranaを差し出すと数ページ何も言わずに見て…
今回のアルルは妻も一緒の旅ということと、受けたい人が僕の登録遅れで間に合わず、結局5人だけポートフォリオレビューを受けることにした。そのひとり目がグダグダに終わってしまって、気持ちはどんよりブルー。お昼ご飯も食べたくないし、ギャラリー巡りも…
パリ駅前で一泊してTGVでアルルへ。今年は歴史的な熱波到来らしく、日中は暑くて外に出るのがしんどい。アルル初日は事務局へ行って地図をもらったり、レビューの場所の確認をしたりで街をブラブラ。ゴッホカフェ広場でお昼にすることにしたのだが、態度悪い…
エプサイトに行く前に新宿駅を挟んで反対側、東口駅前にあるコニカミノルタプラザでやっている齋藤亮一さんの写真展「ふるさとは晴れの日」に寄ってきた。齋藤さんの写真展は1996年からほぼ全てを見ている。最初はロシアを撮ったシリーズで、まだ30歳前半の…
月曜日はさすがに疲れが出てエプサイトをお休み。先週土曜日はエプサイト内で日本大学芸術学部写真学科の学生さん30名弱を相手にセミナーを開いた。題して「現代アートってなんだ? 複製可能な写真に4億円の値段がつく時代」グルスキーの写真「ライン川」が2…
写真展が始まって5日目。午前中に用を済ませて2時半くらいには会場入りしている。来てくれるかたのほとんどが僕と同じ年、もしくはちょっと上。リュックを背負っている確率が高い。僕もそうだ。『旅するカメラ』のファンですといってもらえることが多い。プ…
6月20日土曜日 新宿エプサイト 渡部さとるギャラリートーク本日はお集まりいただきありがとうございます。半年前にエプサイトさんから声をかけていただいた時に、すぐに"traverse"をやりたいと伝えました。新作というのも頭をよぎったのですが「せっかくなの…
お詫び一部関係者の方々にに送付しました今回の写真展DMですが、こちらの手違いにより本来82円のところを普通ハガキの52円で送ってしまいました。受け取るときに30円の不足分を請求されることになるので、その際は拒否してください。大変申し訳ありませんで…
頂き物の山形のサクランボを食べる。夏が来るんだなという気にさせる季節ものだ。旬の食べ物が少なくなった気がしていたけど、先日米沢から送ってもらって食べた笹巻きといい、東京以外のところではまだまだあるんだろうな。リコーGRⅡデジタルが出た。これも…
今週19日金曜日から新宿エプサイトで写真展"traverse"が始まる。20日土曜日18時からはギャラリートークがあり、1時間くらい作品についての解説をすることになっている。場所にまつわるエピソードや撮影方法、アプローチの仕方を説明していく。予約制ではない…
ステートメント講座の反響がよくて、人数が集まっている。他のところでもステートメント講座は散発的に行われてはいるが、横内さんの講座の最大の強みは英語化にある。どの国の人にも理解してもらえるのは英語しかない。ステートメントは英語になっていない…
横内重雄ステートメント講座 募集は締め切りました。ご応募いただいた皆様ありがとうございました。2008年から続いているこの講座では、今では当たり前となったステートメントと作品の関連付けにいち早く注目していました。 講師の横内重雄はPhotographerHAL…
去年の6月、勢い余ってライカM2のブラックペイント後塗りを買ってしまった。あれから一年、M2はずっと棚の上からこちらを見てる。「今年の夏はこれいく」と高らかに宣言したはいいものの、買ってしばらくして借りていたライカレンズを返してからは手元に35ミ…
ジムに通い始めて3ヶ月、筋肉と脂肪の量を測ってもらった。前回測った時に200グラム増えていた脂肪は600グラム減り、200グラム減っていた筋肉はスタート時と同じになった。体脂肪率はスタート時と変わらず22パーセント。分類は「標準的肥満」のまま。さっぱ…
今年の夏は南仏アルル。いい響きだ(笑)それだけで浮かれた気分になる。7月6日の週に行われるフォトフェスティバルの時期にいくわけだから「prana」を持ってポートフォリオレビューも受けることにした。レビューの申し込みが始まっているのはアルルのサイトで…
来月19日から始まる新宿エプサイト"traverse"展のDMが届いた。いい感じだ。話をもらったときに何をやろうか色々考えたのだが、「せっかくの機会だから」1990年から2015年までのものを抜粋して構成しようと決めた。2007年に出した写真集"traverse"がベースに…
アウトレットパークに連れていってもらって夏服を買ってきた。実は服を買うのは苦手。アウトドアショップは大好きなので、ついそこでまとめ買いをしてしまう。今回はモンベルに一直線。パンツ2本、ショートパンツ1本、アウター、Tシャツ、下着と買って、他の…