ロバートフランクを読む動画

9月9日にロバートフランクが亡くなったというニュースが流れてきた。写真界のトップニュースだ。
 
歴史的にもっとも大きな影響力を与えた作家で、1958年に出された写真集『The Americans』は、写真誌的にももっとも重要な一冊とされている。写真集という、1冊を使って構成するスタイルはここから始まった。
『The Americans』以前にも写真集は存在したが、いわゆるシングルでヒットした楽曲を集めたベストアルバム的なもの。ブレッソンの『決定的瞬間』はこれにあたる。
 
ところが『The Americans』は1冊を通して写真を構成するもの。当時としては画期的な試みだった。同時期のウィリアムクライン『
NewYork』、エルスケン『セーヌ左岸の恋』も同じように写真集というものを、新たなメディアとして考えている。
 
しかし、そうは言っても『The Americans』がなぜこんなにも評価が高いのかを写真集をパッと見ただけではわからない。前述のようなことや、1950年代のアメリカにおける時代背景を知ること無しに楽しむことは難しい。『The Americans』はもはや古典なのだ。古典は古典の読み方がある。
 
そこで、YouTubeの企画として『The Americansを誤読する』という企画をやってみることにした。ワークショップに参加してくれていたサイキカツミさんがnoteでずっと続けている企画で、とにかく1枚1枚写真に何が写っているのかをgoogleを使って検索していく。ものすごい手間のかかることをlずっと続けている。その一部をを動画で紹介しようと思う。
 
まずは『The Americans』の時代を解説するところから始めて、次に深掘っていく。文芸批評のアプローチで写真集を紐解いていくのだ。
2B Channel
https://youtu.be/5JVgenV5lK0


サイキさんのnoteはこちらから。これは一級の資料です。
https://note.mu/saikik/m/mc9bbc447e635
 
動画第一弾はこちら。