三宅島のお土産は島唐辛子。

お盆がすぎて夜が涼しくなり、足のズーズーはなおった。

ちょうど昨年の今頃に、なぞの心身不調に陥って慌てた。まあ症状としては全然大したことはなくて、買い置きしてあった漢方を飲んで「効いた気がする」と言っていたくらいだ。

ちょうど写真集を作る時期と重なって、やることが次々と出てくる時期で「落ち込んじゃって」なんて言っていられなくなった。打ち合わせが続き、不具合も出て、その解消に追われているうちに年が明けていた。

今年の1月まではめまいがあったが写真展が終わる頃にはなくなっていた。

あきらかにこれは加齢にともなって起こる心身の不調だろう。バランスの変化だ。誰にでも起こりうる。そう思うとちょっと面白くなって哲学と宗教を再び調べ始めた。永遠の課題でもあるわけだから、多くの人が考え続けているんじゃないかと。

その延長上に19世紀後半からアメリカで起こるプラグマティズム(行動が心に影響を与える)があり、日本では自己啓発と呼ばれていることを知った。「幸せだ」と言い続けていると幸せになれるというやつだ。

2500年前から皆が口を揃えて言っているのが「過去を悔いるな、明日を思い悩むな、今日を生きろ」。それと自己啓発本は「人に優しくしなさい、感謝しなさい、ネガティヴ なことを言うのはやめなさい」というのが基本だな。

確かにできそうでできない。だから延々と言われ続けているんだろうが。とにかくこれさえやっていればいいそうだ。

そして最後には宇宙に繋がる論になる。「宇宙は波動でしょ」(笑)

宇宙という単位と個々の生活の単位は著しくサイズが違うから同一視するには無理がある。だからといってまったく繋がりがないかといえばそうでもないだろうし。

この手の話は素粒子の話と似ている。近頃は物理好きの同好の士も増えてきて酒のツマミにはもってこいなんだよな。