学食でサバ定食とほうれん草のおひたし。おいしい。

講座が始まった。今日のお題は「労働者としてのアーティスト」。

アーティストというよりも、アートプロジェクトに関わる人たちの実情と問題についてだった。

金がなくて当たり前、好きなことをしているからタダでもいいよね、という状況は問題がある。あるけど解決は難しい。修士、博士を持っていても常に不安定で一般よりもはるかに労働条件が悪いというのも夢がない。

今回の一連の講座はアートと社会を結びつけるのがメインだが、それをお金にする目的もある。

アートプロジェクトに対し、フランスは行政がお金を大量投下、アメリカは行政は関わらず企業と個人の寄付でまかなう。イギリスはその半々で、日本はイギリスを手本と考えているが、行政は金を出さず、寄付は集まらず、だそうだ。

昨年アルルフォトフェスティバルに当時の大統領オランドがやってきて驚いた。パリからアルルまで相当距離がある。間違いなく一日仕事だ。それくらいアルルフォトフェスティバルは重要だという認識があるのだろう。

アメリカのレビューサンタフェで「スポンサーは誰か」と尋ねたら「驚くかもしれないが全て一般の人達の寄付でまかなっている」と。寄付文化のことは話には聞いていたが、これがアメリカなんだなと実感した。




アルルに行っている連中から浮かれている写真が届く。いいなあ、楽しそうだなあ、行きたかったなあ。屋久島関連で2枚だけ展示していて、写真集を売ってもらっている。

去年知り合った超有名フォトジャーナリストが『demain』を買ってくれたと連絡があった。「40ユーロは高いよ」と言ってたそうだ(笑)すまないね。

台湾の展示も講座が始まったから結局いけそうもない。今年の半分はは勉強だな。