パンはあんまり好きじゃないけど、近くのお店のベーグルは好き。焼いて表面だけカリッとさせてチーズとハチミツを載せる。

花粉症の季節。

しかし、昨年導入した空気清浄機のおかげか今年はほぼ問題ない。もともと外では症状が出ず、家の中でだけ目が痒くなっていたのだが、マシン導入により目覚めたときのドンヨリ感は解消した。

花粉症のない春っていいわ。

久しぶりに雑誌の仕事があって、女優さんと映画監督を撮影した。外での撮影だから機材はほんのちょっと。EOS5D3にズームレンズと、α7に単焦点をつけたもの。それとクリップオンのストロボ。レフ板とかは使わない。

今日はα7メインでいこうかなと思って編集者を立たせてテストしていたのだが、いざ本番が始まるとうまくいかない。日中の撮影だとEVファインダーが見づらいのだ。

周りの明るさに引っ張られて露出が合っているんだか、外れているんだか不安になる。露出はマニュアルにしてあるからズレているわけがないのだが、あきらかに明るく見えるし細部がみずらい。寒い中薄着になっている女優さんの手前、撮影はスムーズに進めたい。数枚シャッターを切ったところでαはあきらめた。

こういうときには一眼レフのEOSって安心感がある。普段は一眼レフは重いし今更な感じがしていたけれど、集中するような場面では慣れが優先する。仕事でミラーレス機に慣れるにはまだしばらく時間がかかりそうだ。

不思議なことにプライベートなものを撮ろうとするときに一眼レフを使うことはありえない。α7にズミルックスが一番だと思っている。状況を選べない仕事の撮影と、撮りたいものを撮ればいいプライベートな撮影の差なんだろう。

麻布での撮影だったので、帰りがけ六本木ヒルズ村上隆「五百羅漢図展」を見に行く。

現代アートが文脈の上にのみ成り立つというのを、分かりやすく実践されている。創造性は個人の感覚が生み出したものではなく、過去のものを下敷きに変化変容したものという前提をはっきりさせていた。そして分かりやすさの否定。

インタビュームービーを見ていると村上隆がどのように作られているか分かって面白い。同世代だったんだと改めて知った。

巨大なもの=情報量の多いものを見続けるのは体力がいる。処理能力を超えたところに存在している感じ。

腹が減っていたのもあって疲れた。ヘトヘト。大竹伸朗を見たときも同じように具合が悪くなった。彼らのアートは癒しなんかとは対極にありそうだ。