52期土曜日午後のみの募集になります。

ワークショップ51期が今日終了。3ヶ月間13回なのだが、いつもあっという間に終わる。

一年に4期を12年間ずっと繰り返して、年に2回のグループ展があるから常にワークショップが中心の生活になってきている。

12年前からフィルムで撮って印画紙にプリントすることで写真の基礎的なことを覚えるというのは変わっていないのだが、大きく変わったのが写真の見方だ。

2010年を境に写真は大きく変化してきていると感じている。

「好きなように撮ったから好きなように見て」ということが成立しずらくなってきた。

写真史や美術史を踏まえた上でないと???ということになり「ちかごろの写真はなんだかよく分からない」という言葉が出てきてしまう。

実際に僕自身がそうだった。海外の作品で評価が高いものを見てもどこが面白いのかさっぱり分からない。なんで河を撮っただけの写真に5億円近い値段が付くのか?

最近になってようやく現代写真の面白さが分かってきて楽しめるようになってきた。要は面白がるツボがあるのだ。これは慣れないと分からないものだと思う。

なのでワークショップでは実習後の30分は写真集を取り上げて背景を説明したり現代芸術と写真の関わり合いの座学やオリジナルプリントを見る機会を作っている。

ということで同じカリキュラムなのだが、内容は年々少しづつ変わってきている。