白菜と豚バラだけのお鍋。グルタミン酸とイノシン酸のベストな組み合わせなんだそうだ。

あっという間に年末。

土曜日にワークショップの特別講習をやって、日曜日は事務所と暗室の大掃除。

ワークショップの特別講習というのは、参加した人にテーマなど決めずに自由に江古田の町を1時間半ほどデジタルカメラで撮ってもらって、30枚くらいお店プリントしてもらう。それを大テーブルに広げて皆で見ていくというものだ。

何が面白いかというと、機械を通しているにもかかわらず、その人の趣味嗜好が明らかに出ることだ。

丸いものが好きだったり、雑然としたものばかり撮ったり、水平垂直がすべての写真できちんととれていたり。まさに性格が如実に現れる。

それを僕が整理していくと、よりその傾向がはっきり見えてくる。ワークショップに参加しているお互いのことが理解できて親密性が深まる効果もある。

参加した人には講座の中で一番面白かったと言う人も多い。

これを経験すると、写真とは写っている対象物の面白さを競うばかりでなく、撮った人がどのように対象物にアプローチしようとしているのかを見る楽しみがあると気がつける。

そして撮る方としては自分が何に興味があって、どこで足を止めて、どの距離で物を見るかというこを意識できるようになる。

それによって写真の見方や捉え方がある変わるきっかけになればいいと思っている。


48期もそろそろ終わりに近づいた。次期ワークショップ49期の募集をそろそろ始めないと。