週末はカレー、辛い辛いカレー。

史上最強のママチャリを買ったつもりだったがが、実はポテンシャルを秘めている「バイク」だということが後で分った。

無理やりつけてもらった前かごは2週間もしないうちに外してしまい、ポジションを合わせるためにハンドルステムを代え、サドルはクラシックな一枚革のものにした。勢いはとまらず、リアブレーキはディスクにしてしまった。

軽くブレーキレバーを引くだけで止まるようになって乗りやすさは格段に上がった。昔オートバイに乗っていた時に「速く走るならエンジンに手を入れるよりよりブレーキを変えろ」といわれていたが自転車でも同じ。

段々と自分だけのマシンになっていくプロセス」が面白い。

この「カスタム欲」というのはどうやら男性特有のものらしい。ワークショップをやっていると男性脳と女性脳の違いを感じることが多い。同じ内容を話しても男女で面白がるツボが明確に違うのだ。

2Bの講義の1回目で絞りを説明するのに√が出てくる。男性は√を使うことでで今までのモヤモヤがすっきりして「おお!なるほど」と食いつきがいい。対して女性は理系をのぞけばほぼ、ポカーンとしている。その多くが√がどのようなものなのかをすっかり忘れているようだ。√の話が出てくると男性は前のめりになり、女性は完全に引いている。

それをフォローするため今度は数字ではなくイメージで伝えることになる。絞りを部屋の窓と置き換えたり手のひらを使ったりと、できるだけ直感で分かるようにする。

男性は「なぜそうなるのか」というプロセスを知りたがるし、女性は理屈よりも、それを使ったらどうなるかという「結果」に関心があるようだ。

プロセスと結果。この男女間の差はどこから来るのかはわからないが、10年間やっているといつも感じることだ。