今年のお正月の朝、お餅じゃなくてパンを食べた。生涯で初めての経験だった。

あっというまにお正月は終わり、4日からはワークショップが始まった。夜は新年会で例の「どっちでもいいような」クイズ。70人が参加するなか最高正解者は10問中8問がひとり。見事iPadminiを手に入れた。7問正解が5人。6問は10人ほど。その中には冬青の高橋社長も。

二択だから当てずっぽうでも5問は当たるはず。その中で1問だけ正解というのがひとりいて、逆に賞賛されていた。「こんなの簡単だよ」と言っておいて外しているやつを見るのは楽しい(笑)

中には見る目があるものもいて、僕も気がつかないような部分を見分けていた。言われてみれば確かにα7Rとα7は違う。A2に伸ばした2枚を、突き合わすように見比べると屋根の部分がシャープだとか、モアレが一部に見えるとか、わずかだが差はあった。

ただし、その差が写真の仕上がりに影響を与えるかというと甚だ微妙な違いだな。



今月21日火曜日に開催される「PHOTOGRAPHERS SUMMIT 10」に参加することになった。Vol7以来2度目のプレゼンテーションになる。フォトサミは700名以上の集客がある写真界の一大イベントだ。
http://www.phsmt.net

5分間の持ち時間でプロジェクターで自分の作品をプレゼンするスタイル。5分間の使い方に決まりはない。音楽を流したり、1枚1枚説明をいれたりと様々だ。前回僕ははナレーションをつけたスライドショーを上映した。http://www.youtube.com/watch?v=5Yx2bEMaYWk

昨日は一日かけて今回のプレゼンの準備をした。今回は今やっているモノクロ作品と出雲で撮った万九千神社遷宮の儀式の2部構成にしようと原稿を作り写真を選んだ。ところが5分間ってあまりにも短い。1500文字でちょうど5分間なのだが1500文字で2部構成はほとんど無理、かなりの早口で、写真も4秒くらいで変わってしまい、おそらく見ている人の印象にまったく残らないのではないか。原稿も棒読みに近くなる。

せっかくだから原稿を読むのではなく自分の言葉で伝えたい。一日かけて作ったが捨てることにした。

オファーがあったときに主催者の一人である水谷さんから言われたのは「今までやってきたことを振り返ってみない?」だった。どうしてもやる方としては新作かまとまった作品でやりたいものなのだが、ここは話に乗ってみることにした。

2Bでも「ビューイング」と呼んでいる写真家を招いて初期作品から現在まで見せてもらうイベントをしているが、作風の変わりっぷりと変わらなさっぷりを見るのはとても面白い。

今回のプレゼンは5分間30枚の写真で16歳から52歳までの36年を振り返ってみることにした。