まるちゃん製麺の塩ラーメンは美味しい。トッピングは無しでそのままが一番旨い。

ワークショップのグループ展が無事終わった。

今回のパーティでは冬青社の高橋社長が「冬青賞」を出してくれた。商品は冬青社で出しているどれでも好きな写真集一冊と交換できるチケットだ。高橋社長が自ら作品を選んだ。

毎回「渡部さとる賞」なるものをパーティの時に発表しているが、こちらは何も出ない(笑)

初めは賞など出していなかった。自分があげても仕方がない気がしていたし、照れがある。僕が賞をあげたところで何になるわけでもない。

ところが2005年、あるグループ展に僕が出展したときだ。パーティに来てくださった写真家の北井一夫さんから「北井賞」を頂いた。

ただの飲みの席での余興的なもので、特典とか副賞とか特別なものは何もないのだがとても嬉しかった。誰かに、それも北井さんに認めてもらえたのは続けていく自信になった。それは「da.gasita」とタイトルをつけた5枚の写真だった。

それ以来、僕も照れずに賞をつけることにした。

そして賞を決めることがこんなに難しいのかということも実感した。毎回、毎回発表のギリギリまで悩む。順当なんて一度もない。

分かったのは、完成度に対して賞をあげるわけではないということ。オリジナル性はあるか、新しい表現であるか、次が期待できるか、そこを見ていることに気がついた。

なるほど、おそらく世の中の新人賞はそうやって決められているのではないかかと自分があげる立場になったことでことで分かった。

パーティが終わると翌日には撤収。毎回額を片付けて会場が白い壁に戻ると、さっき搬入したばかりなのにという気持ちになる。まるで1週間がなかったかのようだ。

これでしばらくは誰かに追い回される夢を見なくてすむはずだ。