新しいカメラ

今回の雪はすぐに溶けそうだ。近頃暖かいと思っていたが今日はズシンと寒い。

2008年から丸4年使ってきたキヤノンEOS5DMark2を買い換えようと昨年からずっと思っていた。しかし待望のはずのMrak3は何か期待外れのような気がして昨年の発売時に買いそびれてしまった。「旅するカメラ4」には「出たらすぐに買う」と書いていたのに。

両機のサイトの比較記事を見ても2と3の描写の違いはほとんどないようだし、JPEGに限って言えばMark2のほうがいいと書いている記事もあった。

AFや高感度性能に関しては特筆すべきものがあるようだが、感度は400にほぼ固定、ライブビューでマニュアルフォーカスが基本とすると、買い換える意味がどうにも見つからない。

そうこうしているうちに軽量低価格の6Dが発売されるとそっちのほうがいいような気がしてきた。6DとMrak3では10万円以上の差がある。ちょうど新発売の24-70F4ズームの値段だ。

予算を考えると(昨年カラーの自動現像機を2台も買ってしまったし)今回は6Dで決まりのような気がしていた。

ところが会うカメラマン達が声をそろえて「Marak3にしたほうがいい」というので、またしても心が揺れてきた。量販店やCP+のキヤノンのブースで両方を触ってみると、たしかに10万円の違いは感じることができる。

来週からの仕事に向けて新しいカメラを使いたい。意を決して中野のフジヤカメラ屋に自転車で向かった。Mark3の中古品もあるにはあったが3万円しか違わない。となると新品がいい。24-70F4のズームも欲しい。中古で24-70F2.8 のレンズもある。TS24ミリも気になる(インテリアの撮影で使いたい)。

しかし、大人買いするほど予算はない。迷いを断ち切りMark3ボディだけにした。6Dにしなかった理由のひとつはMark3の記録カードのダブルスロットル。SDカードとCFカードの両方を使える。今までは最上位機種の1D系にしかついていなかった。これは仕事で使う身には地味にありがたい。

しかし決め手はやはりMark3を使っている周りの声。「この値段でこの性能は納得できる」と使っている全員が言うのだ。

発売から1年もたって今更な買い物だが、損はないようだ。

でも、もしCP+にオリンパスOM-DProが出ていたらそっちに行ってしまったかもしれない(笑)