明日ワークショップ42期の募集を開始します。

こたつでMac

プリンターは無線LANでつないだ。これで茶の間から一歩も動かずに仕事ができるようになった。

Macにしたらディスプレイがよくなったので写真の見栄えが変わってしまった。応募していたReviw Santa Feのアップロードデータを見返したらコントラストがきつすぎるように感じる。実は一度きちんと作ったのだが、物足りなさを感じて応募時にコントラストを上げ、濃度を落とす調整をしていた。

しかし改めて見てみるとやり過ぎなことがはっきりしたので、もう一度アップロードし直すことにした。審査はAdobe Light roomで見るとあったのでPhotoshopでデータを管理すればいいことになる。

ステートメントも、要項をもう一度見直してそれに沿うようにすべてを書き直して再度アップした。写真データもテキストも締め切り前なら何度でもやり直せるようになっている。代表者にメールを送ってアピールし、今日写真集も送る。

これでだめなら「自分の写真はアメリカに合わない」とあきらめがつくというものだ。結果は3月末に発表。6月初旬にレビューは行われる。


ギャラリー冬青では加納満写真展「RICALCO 風景を翻訳する」が始まっている。

昨日見に行ったら加納さんが会場に座っていた。会期中はできるだけいるようにしているそうだ。

加納さんと僕は同い年。だいたい似たような環境で仕事をしてきたことになる。

だからなんとなく、どういう気持ちで撮っているかを想像することができる。同世代の写真を見るおもしろさのひとつだ。

加納さんは「飽きてもやる。それはもしかしたら飽きたと思っているだけかもしれないし」ということを言っていた。それは僕の「すっとイタリアを撮っていくんですか」という質問にたいしての言葉だ。僕もさんざん米沢や東北に行って「もう撮るところなんてない」と思っていても、行けばまた新しい発見がある。それと同じなんだろうと想像した。

マットな印画紙にプリントされたイタリアの風景。マット系の印画紙を使った作品というのは珍しいが、さらにプリントを囲むオーバーマットも黒で統一されている。薄暗い光の中での撮影で、ギリギリのトーンを出しているから、白のマットだと合わないという判断からだ。

通常は光沢の印画紙にプリントしているが、2013年のヴァージョンはマット印画紙ということだそうだ。この考えは面白い。エディションすべてが揃うというのは現在の印画紙状況ではほぼ不可能に近い。となれば年ごとに変わってしまうものだと思えば「当たり年」みたいなものが生まれることになる。

『カメラマガジン』でよく見ていた写真がある。印刷とはまったく違う世界だ。情報量うんぬんではなく、「深度」と言えばいいのか、目が吸い込まれるような感覚だ。

今月26日まで。日曜日と月曜日、祝日はお休みです。


冬青まで出てきたら帰りはフジヤカメラということになる。4x5のジナーPが4万円台、ディアドルフの5x7が1万円台で出ていた。ニコンF2チタンが10万円ちょっとで2台、ライカM8が20万円というところ。

帰りにジャンク館の店先のジャンク箱の中からオリンパスAFーTWINと2焦点切り替え式のコンパクトカメラを見つけた。スライド式のカバーを開いてシャッターを押したらちゃんと動いた。ストロボも光る。

今年最初の買い物は315円のッカメラになった。