インドネシア2012 その5 結局ローライ

今回10年ぶりに南の島へ行くにあたって何のカメラを持っていくか悩んだ。いや、これはどこへ行くんだって悩むんだけどね。

一昨年モンゴル、昨年のネパールと、デジタルカメラがメインだった。確かに雑誌に載せたりwebに上げたりするには好都合だった。

しかし今回はフィルムで行こうと決めていた。いつものローライフレックスにモノクロではなくて、別なものにしたかった。

マキナ67、マミヤ6+50ミリ、コンタックスaria、ローライSLX、マミヤRZというのも考えていた。フィルムはコダックの160VC220を取り寄せてテストしてみたり、35ミリにフジのナチュラ1600も魅力的だと思えた。

しかしどうもしっくりこない。そんな時ローライフレックス3.5Fの最終型が手に入った。これは友人が景気のいい時に買ったもので、120、220フィルムの切り替え式で、接写用のローライナーも付いている。スクリーンはインテンだし、何より75ミリの焦点距離が魅力的に思えた。

僕はずっと80ミリのローライを使っていたので75ミリは新鮮に見える。覗いてみるとこの5ミリの差は結構大きいのだ。これに160VCの220を組み合わせれば持っていくフィルムの量も半分に減らせるし、久しぶりのカラープリントは楽しそうだ。

ところがそのローライは縁あって別の人の元へ。結局最終的に選んだのは、ローライフレックス2.8Eクセノタール80ミリにトライX。

散々悩んだ挙句、元の鞘に収まった感じだ。

南の島をローライでモノクロ。20年前からまったく進化してないってことだな。