南三陸から魚介類のお土産。生のメカブが大好評。

マキナ67の修理が上がってきた。レモン社に引き取りに行ったら写真家の飯田鉄さんにバッタリ。ここで知り合いに会う確率は高い。

飯田さんはこれから木村伊兵衛賞のパーティーへ。今年の受賞作は田附勝「東北」。今の時期に東北がテーマだと震災関係だと思われるかもしないが一切入っていない。前作はデコトラをスタジオで撮ったものだったが東北は骨太のスナップ。

昨年から選者が変わって木村伊兵衛賞の傾向も変わってきた感じだ。強い写真という印象だ。

そういえば土門拳賞が高梨豊氏だと知って驚いた。高梨豊の写真は僕が写真を始めた時に刷り込みのように見ていて大きな影響を受けた写真家だ。シノゴで撮られた「町」という連載見たさにアサヒカメラを買っていた。

高梨さんが受賞したことはファンのひとりとしてとても喜ばしい。しかし、こんなことを言っては受賞した高梨さんには失礼だが賞を必要としているのはもっと若い人だと思うのだ。

土門拳賞は木村伊兵衛賞とともに新聞社がバックにつく対外的にもアピール度が強い大きな写真賞だ。これを取ることで受賞者はその後仕事をしやすくなる。新作を期待されて出すことができる。

だから僕の希望としてはこの二つの賞は新人賞であって欲しい。

木村伊兵衛賞は明確に新人賞となっているが、土門拳賞はどうなんだろう?ちなみに昨年は30歳代の石川直樹だった。

レモン社からマキナを受け取って渋谷へ。ルデコの2階と3階でグループ展をやっている。
http://3132-3132.tumblr.com/info

2B主催のグループ展は先月終わったばかり。彼らは昨年3月に一度グループ展を終えているが、再度有志で集まって同じるデコで展示を行っている。

僕はまったくタッチしていない。どんな展示になるのかまるで知らなかった。

写真を見る楽しみのひとつに同じ人の写真を初期からずっと見ていくというものがある。どう変わり、どう変わらないのか軸で見て行く。今回は驚きを持って見ることができた。確かに一年たって変化はあるが根幹は変わらないものだな。

会場には巨大なカメラも展示してあった。フィルムサイズが大全紙。新聞紙見開きの大きさだ。そんなフィルムが海外通販で買えるのだそうだ。

ピントグラスには会場の様子が写しだされている。外に向けて覗いてみたいな。