卵2個使った親子丼。

雪が降る。

隣の家は建て替え中で更地になっている。現在我が家は吹きさらし。風を遮るものは何もない。

寒い。家の中で白い息が出る。妻が「うちって結露しないよね」という。どうやら外気温と内気温が一緒らしい。

今日は事務所に行くことをあきらめて(出たくなくて)家で仕事をしていた。でも5時には家を出て六本木に行かなくてはならない。でも外を見ると3時の時点で雪が散っている。それを見たら折れそうになった。どうしようかな、やめちゃおうかな。寒いしなあ。

娘に「どうしたらいいと思う?」と聞いたら「いっつもあたしに友達大事にしろっていってるじゃん」と言われた。

今日は友人の写真展のオープニングパーティなのだ。雪が降っていようがそんなことで折れるわけにはいかないのだ。

意を決して外に出たら「あれ、暖ったかい」。家より外のほうが暖かいって…


山縣勉 「国士無双」”Thirteen Orphans”
2012年1月20日(金)〜2月1日(水)
Zen Foto Gallery TOKYO(東京都港区六本木6-6-9ピラミデビル208)
http://www.zen-foto.jp/web/html/about.html
1/20(金)18:00-20:00オープニングレセプション
1/29(日)15:00-16:00トークショー
開廊時間 水〜土12:00-19:00 日12:00-17:00 月・火・祝日 休廊

写真展会場は六本木のど真ん中のZen Foto Gallery。禅フォトは渋谷時代には行っていたが六本木に移ってからは初めてだ。

隣はタカイシイギャラリーで、なんとアービングペンをやっているではないか。準備中なのを無理をいって見せてもらう。ポートレートのシリーズでエイトバイテンの密着焼きのようだ。美しすぎてめまいがする。

そんなおしゃれな空間の中で、山縣さんの写真は上野に集まる生きづらい人々を撮ったポートレートだ。作者も一流企業を辞めて写真家になってしまった生きづらい人だ。

写真についている短いキャプションとともに見ていくと深い。タイトルの「国士無双」も意味がある。

ポートレートは面白い。それは写っている人を見る面白さじゃなくて、撮っている人のことを想像する面白さだ。