SWC+P20

昨年モンゴルに持って行って以来、ずっとケースに入れたままになっていたSWCとP20を、なぜ今頃使うようになったかといえば、、、

「写真を貸してほしい」という依頼が近頃多い。その場合デジタル画像のほうがやりとりが楽なこともあって、今までの写真をパソコンでザッと見ることになる。

「フォトの翼」というブラウザーソフトを使っているのだが、それで流すように見ていくと必ず手が止まる写真がある。それが例外なくSWCとP20の組み合わせなのだ。昨年試し撮りも含めて東京を撮ったものだ。

なぜ手が止まるかと言えば、すっきり見えるのだ。画素は1600万しかない2004年製のデジタルバックだ。7年も前のデジタル製品なのに今でも新鮮な驚きを持っている。

デジタルカメラで撮ったものは、モニターで拡大していくと最後の最後で甘くなる。1本の線のはずなのに膨らむというか。むろんプリントでは確認できるレベルではないのだが気持ちがよくない。

それがP20だとちゃんと線が見えるのだ。M8やM9もそうだし、オリンパスのE-5も線が線に写る。シグマのDP、SDシリーズもそうだ。

それらに共通しているのがローパスフィルターが無い、または限りなく薄いということ。

今後の傾向として上位機種からローパスフィルターは外れていくのではないだろうか。