金曜日も11時からいます!

自宅からギャラリーまで自転車で10分。2Bに行くより楽チン。

木曜日はどういうわけか写真家の来場が多かった。次から次と来てくれた。

海原修平さん、小林紀晴さん、小原孝博さん、山下恒夫さん、染谷学さん、関根虎洸さん、藤田満さんなどなど。これまでには横木安良夫さんやハービー山口さん、北井一夫さん、村越としやさん、稲垣徳文さんも。

同業者に見られるのはねえ、緊張する。窓を向いて座っているから見ている姿は見えないのだけれど、背中にヒシヒシと伝わってくるものがある。

上海在住の海原さんは、いつでも魅力的なアイテムを持ってやってくる。今回はバリアブルNDフィルターをレンズにつけていた。PLフィルターのように前枠をクルクル回すと最大8段まで明るさが可変する。http://p.tl/O7zM

これはシャッタースピードが変えられないムービー撮影には必需品になる。海原さんは日中絞りを開けて使うために使っていると言っていた。持っていた5DMark2にアダプターを介してつけていたレンズは1970年代のキヤノンFD50mmF1.4。絞り開放でのにじみがいい。近頃のレンズは好きじゃないと、古くて収差が出るレンズを使っているという。

海原さんのカメラで勝手に撮ってみると、NDフィルターの濁りと古いレンズの相性でまるでコダクロームのような渋い発色になった。彼の機材選びはいつも面白い。白金台にショールームがあるそうだから会期が終わったら行ってみることにする。


今回の写真展は毎日出勤するように会場に行こうと決めている。プリントを売ろうとしているわけだから、商品を説明する人が必要だと思ったのだ。カーディーラーにいるセールスマンと同じだと思っている。

きちんと説明して、納得してもらって買ってもらう。ギャラリー冬青における僕の写真は商品なのだから。

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