彼女の写真は「カメラマガジン」でも見れます。

先週の土曜日に新宿ニコンサロンのパーティで乾杯の挨拶をしたばかりなのに、日を五日とおかず銀座ニコンサロンで「カンパーイ!」と音頭をとっていた。

濱田トモミ写真展「混濁」 銀座ニコンサロン
6×6、雪のモノクロ37点を展示。
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2011/02_ginza.htm#02
2011年2月2日(水)― 2月15日(火) 10:30-18:30(最終日は15:00まで)休館日―2月5日(土)、6日(日)

北海道の雪の写真だ。彼女は札幌の近くに住んでいる。雪を題材にしようと考えるものはそれこそ山のようにいる。そしてそのほとんどが雪の美しさや儚さを求めようとする。ところが彼女の雪は、道路の端っこに積もった雪や、除雪されて押しやられたような「汚い」雪。

窓の外に見える雪もどこか鬱陶しさを感じる。雪に対するアプローチがこれまでの雪写真と根本的に違う。少々高めのコントラスト。トーンが揃ったいわゆるファインプリントではない。でもそのコントラストの強さが汚れの中の白を印象付けている。

「混濁」とはいいタイトルを見つけたものだ。濁だけじゃなくて白が混在する。両方があって彼女の写真になっている。

パーティには写真家の白岡順、土田ヒロミ、大西みつぐの三氏が来ていた。そのまま2次会に流れたのだが、ここでの話がものすごく面白かった。

最近の写真賞のありかたについて大物3人の「「忌憚なき」意見を聞くことができた。これは盆百のトークショーなんてとても足元にも及ばない。

家に戻ると妻が「親知らず」にうなっていた。歯医者に行ったものの抜歯が必要で予約が5日後しかとれなかったらしい。

風邪と歯痛でダブルパンチのもよう。