今日は一人でタコパスタを作って食べる。

ZEN Fotoギャラリーからの紹介でフランス人写真家のシャルルが事務所にやってきた。ギャラリーのマークさんからは「Cタイププリントについて教えてあげて欲しい」とのことだった。

事務所に来たシャルルは30際。現在上海に住んでいて、東京には10日ほど観光で来ているんだそうだ。知り合いの紹介で東京ではお寺に泊まっていると言っていたが宿坊のことだろうか?お勤めはあるけど1泊1000円だからとてもいいと言っていた。

ギャラリーから自転車を借りて東京中をくまなく走っているという。「北千住の辺りは面白い。夜通したくさん飲んで知らない人とカラオケをした。皆一日中飲んでいるようだ」と言っていた(笑)

彼はポジフィルムを使ってライカで撮り、それを中国でドラムスキャンしてもらってデータを作り、エプソンでプリントするのがスタイルなんだそうだ。可能性としてカラープリントのことを知りたいということだった。

近年カラー印画紙がなくなっていることや、ポジフィルムからは自分でプリントするのは現在では無理だとかという話から、デジタルカメラの話まで彼に説明していった。

ライカを使いたいならM9はどうかと訊ねたら「値段が高すぎる。僕はフィルムを使ったシステムのほうが好きだ」と言っていた。

結構コアな話を2時間半。それを英語だけで会話できた。フランス人やイタリア人の英語は意外と聞き取れる。専門的なバックボーンがある会話だからほぼ理解できたし、説明することができた。

ネイティブにはまだ通じないだろうが、母国語が英語でない国の人となら会話できる気がしてきたぞ。

朝メールを開いたら久しぶりにボストンのギャラリーから連絡があった。以前出してもらったPOLOSの「写真芸術の現場」の英語字幕版のURLを知らせていたのだが、ギャラリーが方々へ紹介してくれたようでその中でジョーイーストマンコダック美術館がかなりポジティブな食いつき方をしたと知らせてくれたのだ。http://en.polosonearth.com/12/08/a-photography-scene-from-japan-2-en/

「写真芸術の現場」は英文からから始まり、多言語に字幕が付く予定だそうだ。海外での思わぬ展開が期待できそうな面白い企画になってきている。

この企画は写真家にとって海外に自分を説明紹介できるかなり有益なものだと実感している。