自宅で焼酎鍋なるものを作ってみた。コクが出る。

「存在、手賀沼」 野澤 一晃 写真展 コニカミノルタプラザ ギャラリーB 2月13日(土)〜22日(月)http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2010february/gallery_b_100213.html

初日土曜日に見にいった。彼はワークショップ2Bに参加していて、昨年グループ展で始めて展示を経験した。その後テーマを手賀沼に集中させ今回の個展へとつながっていった。

会場に入ると入り口正面にかかった60センチ×60センチサイズのプリントが迎えてくれる。額までオリジナルで特注したそうだ。

制作の過程を一から知っているため、展示を見にいくのはとても緊張する。作者にとって初個展初日の緊張ぶりというのは具合が悪くなるほどだ。人が自分の写真を熱心に見ていると「そんなに見るなよ」とまで思ってしまう(笑)

彼は撮影プリントのテクニカル的なことの確立と同時になぜ写真を続けるのかということを英語のレジュメ作りを通して確認していった。彼にとって手賀沼から始まりであり、「存在」というキーワードを元に次の制作が始まる。

英語のレジュメ制作は写真をやるのに一見不必要に思えるが、自分の写真が何に基づいているのか気がつけるという面では作家は必ずやるべきことだと確信している。

A4で4枚から5枚で作り、それを必要に応じて抜粋して写真に添付していく。英語で作っておけば日本語にもドイツ語にも中国にも変換することはたやすい。日本以外では大抵は英語でことたりる。

昨日は日本写真家協会で行った「新進写真家の経験した海外事情」の打ち上げがあった。会の成功を兼ねて大和田良さん、池谷友秀さん、司会進行のデジタルカメラマガジン川上編集長、JPSから写真家の佐藤仁重さんが集まった。

このトークショーには平日の昼間だというのに70人以上が集まり、普段はいそがしい幹部までが時間をぬって聞きにきていたそうだ。マスコミの姿も多かった。海外への関心がこんなに高いとは主催者側も予想もしていなかったそうだ。3時間を越えるセミナーだったにも関わらずもっと時間をかけてほしかったというアンケートが多かった。

大和田さんはまだ30歳前半なのだが、彼の話にはものすごく刺激を受ける。海外で活動するということを直に経験している。作品のクオリティが高いのはもちろんだがマーケティングも含め見識は非常に高い。

面白くてためになる夜だった。