新高円寺ヤンさんのお店で韓国料理。

最終日近くになってようやく北井一夫写真展に行くことができた。高橋社長のブログでの挑発が気になってしょうがない(笑)

以前北井さんから「今回の展示は大全紙に焼いて点数を絞る」とだけ聞いていた。行ってみると会場は大全紙9枚、半切2枚の11枚で構成されていた。大全紙は「1,2,3」シリーズだ。リンゴが1個2個3個、ゆずが1個2個3個、紙屑が1個2個3個と並んでいる。

「ゆずが1個2個3個」の大ファンとしては満面の笑みになる。このシリーズは北井さんでなければ撮れないし、発表もできないし、成立もしない。北井さんの後期代表作になることは間違いない。

大全紙が20万円と北井さんにしては比較的リーズナブルな価格設定になっていた。多分これから北井さんが積極的に大全紙を焼くことはないだろうから高橋社長の言うとおり10年後価値は必ず高くなるだろうな。

北井さんは長い間日本の地方や海外を撮影し続けて、60歳を越える頃から自宅周辺を歩いて撮るようになった。日本カメラに連載している「ライカで散歩」シリーズだ。早くも2冊の写真集となっている。

1個2個3個シリーズは、どこにも出かけないで写真は撮れるのかという北井さんの挑戦で、それが「ゆずが1個2個3個」に結実している。北井さんはこれで死ぬまで写真家として生きていけることになる。

SABADO the 4th Branch( 加藤法久 花木秀夫 森谷修 中西良成)。前回同様ルデコでやっているものだと勘違いしていた。ルデコまで行って引き返し、目黒のコスモスへ。

入るなり「あれ、コスモスってこんなにきれいなギャラリーだった?改装したの?」と聞いてしまった。何度も行っている場所なのに何かが違う。展示している作品で会場の雰囲気はこんなに違うものになるのか。

SABADOは何度も見ているから作家の変化が分かって面白い。今回の加藤さんは黒くないとか、中西さんは大きく変わったとか。何があったんだ(笑)

フィルムや印画紙の情報を森谷さんに教えてもらう。アシIは花木さんにファッションを教えてもらっていた。

森谷さんは今回でSABADOを卒業。花木さんはますますモノクロ化が進んでいた。個展をやる日も近い感じ。

新宿ヨドバシカメラでトライXを20本購入。2月は米沢を撮りに帰るつもりだ。