帰宅後、昆布の佃煮でお茶漬け

フォトグラフファーサミットは予想以上の盛り上がりだった。大き目のクラブのスペースが500人以上の客で埋まり、熱気はすさまじいものだった。

大型のスクリーンが3面用意され、会場のどこからでも映像を見ることができる。特にメインスクリーンはクリアで写真のディティールがよく分かる。

この熱気はアルルのフェスティバルやパリのビエンナーレで経験したものとまったく同じ。このイベントは公的な支援もなしに写真家自らが動いて開催している。もうメーカーも無視できないほどのイベントになったようでたくさんのスポンサーもついていた。

写真家7人が5分の持ち時間を使って自らの作品をプロジェクターでプレゼンテーションしていく。驚いたのはその人選で若い写真家だけかと思いきや横木安良夫平間至、宮原夢画、糸崎公郎などその筋の大物まで出ていた。7人のプレゼンは各自特徴がありまったく飽きない。プレゼン込みで写真を見せる行為はその作家を知るいいチャンスだ。

イベントのひとつにリコーGRDを使った広告写真対決があった。そのオープニング映像に友人でありスタッフのひとりである水谷充の編集した、僕のアムステルダムでの写真が次々と大型スクリーンに映し出される。これはかなりの快感だった。http://mmps-inc.jugem.jp/?eid=246

見ているうちに自分もプレゼンに参加してみたくなる。自分はプリントで見せるのが基本的なスタンスだが写真をスライドショーで見せるのは面白そうだと実感した。5分をどう使うかあれこれイメージを膨らませてみる。

昨日は日本写真家協会で「〜新進写真家が見た !最新海外コンペティション・フェスティバル事情」と題したトークショーを池谷友秀、大和田良の両写真家と行った。

僕がsルルフォトフェスティバルやパリフォトの様子を、大和田氏はスイスの美術館のコンペ、池谷氏はIPAのコンペの話を担当した。

僕もパネリストとして参加していながらふたりが語るコンペの話を興味深く聞いていた。会場はほぼ満員の70名以上の参加者も3時間に渡る話を熱心に耳を傾けていた。

どうしても一方的な話になって聞き手とのやりとりができかったのは残念だったが、僕自身もかなり参考になった。コンペは積極的に考えてみようと昨年から思っていたのだ。

友人も聞きにきてくれたので池谷さんを交え夕方から打ち上げ。彼の経歴は1冊の本になりそうなくらい興味深かった(笑)