いよいよ最終日

明日金曜日で最終日。午前11時〜午後2時までです。

一ヶ月は長いようであっという間。通常の写真展が1週間だということを考えるとなんと贅沢なことか。

最終日を前に作品は計26枚売れた。実はこの景気ではこんなに売れるとは想像していなかった。

2006年が48枚、2007年が25枚、そして今年26枚。冬青ギャラリーで100枚以上のプリントを買ってもらったことになる。

僕が冬青社を訪れるきっかけになったのは2005年の写真雑誌のインタビューだ。それは写真集専門出版社ができるという驚くべき内容だった。

高橋社長は「60歳になった。これからは写真集専門の出版社を立ち上げ、写真ギャラリーを作る。私は写真集を作って死ぬ」と答えていた。

普通「これからの人生は写真集を作って生きていく」っていうところを、写真集を作って死ぬという。

もうこれは決意ではなくて覚悟だ。僕はその言葉にひかれて冬青社を訪ねた。

僕も漠然と写真は一生続けていくんだろうとは思っていた。しかし今は写真を作って死ぬ覚悟だといいきれるようになった。プリントを販売して生きていくのは(生活していくのは)難しいだろうが、写真を続けて死ぬことは可能だ。

100枚のプリントの所有者が後悔しないような活動を続けていく。