お向かいのお寿司やさん。やっぱり寿司は日本だね。

成田に着いたら雨。

結局どこにいても雨っだんじゃないか。モルジブは雨期とは聞いていたが南の島でこれほど雨が続くのは珍しいとさえ現地で言われるほど。

それでも間隙を縫って撮影を続けた。結局シノゴの出番はほとんどなし。天候がコロコロ変わるから悠長なことは言ってられなかった。

新しくオープンした豪華ホテルばかりに宿泊したが、晴れないと心も沈みがち。面白かったのは状況が悪ければ悪いほどホテルの善し悪しが見えてくることだ。

サービス、建物、部屋の動線など普段なら気がつかないところで差が出てくる。たとえばお洒落に屋外に作られたお風呂やトイレは一旦雨が吹き込みだすと使い物にならない。雨に濡れるからトイレを我慢しようと思えてくるのだ。

11日間で6リゾートを回り、僕個人が一番良かったと感じたのはココア島。現地コーディネーターも一押しらしいのだが、写真での見栄えがいま一つのせいで日本人には人気薄だそうだ。

この島は落ち着く。10年間あちこちの島を行ったり来たりしていたからなんとなく島の良し悪しは分かるようになった。聞けば1970年代にドイツのカメラマンがこの島をを気に入ってバンガローを4つ立てたのが始まりだそうだ。カメラマンが感じるツボは同じだということだな。

事務所に雑誌「デジタルフォト」が届いていた。今までにはなかったゆるい写真が表紙になっている。是非お買い求めください。