つきたてのお餅。納豆で食べるのが米沢流。

今、アルルで知り合ったイタリア人写真家グイードが僕の事務所でスキャニングをしている。ロンドンのクオリティペーパーの韓国ロケの仕事を仕上げているのだ。15ページにわたるロングストーリーということだ。

彼と彼の奥さんにはアルルでものすごくお世話になった。彼らと会えていなかったらパリでの展示もなかったろうし、自分の人生も変わったものになったいたかもしれない。

今回は奥さんが一緒でないので英語ですべてをやrとりしているのだが、お互いの共通言語が写真だから全然問題なく進んでいる。

彼は今年念願のニューヨークデビューを果たし3000ドルで作品を販売し、きちんと成果をあげることがでたそうだ。アルルで見せてもらった奥さんの実家静岡をエイトバイテンで撮ったシリーズだ。

身の回りで当たり前のようにそんなことがおきるようになった。本当に世界が近く感じられる。

とはいえ、昨日まで僕は米沢にいた。母に会って様子を見て、翌日は友人に頼んで明け方から撮影に出かけた。

米沢の友人には遠慮がいらない。朝早くから付き合ってもらって彼の実家で朝ごはんを食べさせてもらって、高校生の頃とまったく変わらないことをしている。

世界と、東京都と米沢。僕の人生は『traverse』そのものだ。