カラスミのパスタ、イチジクと生ハム。

若林 泰子写真展 「BIG busy」を見に行く。場所は彼女が主催しているプライベートギャラリー。http://members.jcom.home.ne.jp/with-zakka/BIG_busy_tokyo/big_busy_tokyo.html
今年からオープンした新しいギャラリーだ。

彼女は渋谷の夜のストリートスナップにはまっている。人を撮るのが嫌いだと言っていたのに今回の写真の対象はすべて人間。毎週末3時間以上渋谷の町に出て写真を撮っている。渋谷の夜のストリートスナップなんて紛争地帯の写真を撮りに行くようなものだ。

何も写真を撮るのにそんなにリスクを負わなくても。見ていてハラハラする。

以前は写真学校最初の課題と言えばストリートに出てカメラ人に向けて相手に断りを入れずに撮る、というのがあったが今では誰もそんなことは言わなくなっただろう。

いまどきそんなことをする人は求道者に近い。ストリートを通して道を究めているのではないか?ストリートで写真を撮るのが段々難しくなってきているはずだが、それにとりつかれた人はまだたくさんいる。

ストリートスナップを見て面白いと思うのは案外そんなところかもしれない。対象の面白さうんぬんよりも、撮影者の対象との関わりを見ているような気がする。

時差ぼけで夜9時くらいに記憶が飛ぶほどに眠くなる。かといってそこで寝てしまうと明け方3時にぱっちり目が覚めてしまうので我慢する。

レストランに入って朦朧と注文したらそれは4200円もする子猪のローストだった。高かったが抜群の塩加減でこれまで食べた豚料理の中でも相当おいしかった。