今年のアルルフォトフェスティバルのレビューには、確認できただけで日本人が14名参加しているそうだ。ワークショップからは6人が参加している。
昨日からレビューが始まり、ワークショップのひとりがパリでの展示依頼を受けたと連絡があった。初日から幸先のいいスタートになったようだ。
イタリア取材のポジをセレクトし、デジタルデータをまとめる。ポジはカットしてファイルにいれ、デジタルはセレクトして軽くフォトショップで手を入れインデックスプリントをつける。
今回のデジタルはオリンパスのE−3を借りて持っていった。慣れたキヤノンを待って行かなかった理由は、ズームレンズを持っていないことと、5DよりE−3のほうがメカニカルな信頼性があるように思えたからだ。
E−3は雨でも嵐でも、踏んづけても大丈夫と言っているし、実際使っているカメラマンが「何度か地面に落っことしたが大丈夫だった」と言っていた。
海外で何より大事なのは「写っていること」につきる。それでE−3を使ってみる気になったのだ。
メインは645のフィルムと決めていたのでデジタルはあくまでバックアップ。それとフィルムでは面倒なブツを撮るのに使うことにした。
旅取材は、風景、インテリア、料理、人物インタビュー、ブツ撮りとありとあらゆるものを撮らなければならない。しかも時間は限られている。そのためデジタルカメラの有効性は高い。
でもフィルムの発色は捨てがたいものがある。後処理の必要もない。だから組み合わせて使うのだ。
E−3は現地で大活躍だった。24ミリから120ミリのズームはレンズ交換の必要性がないし、オートフォーカスは速い。カメラ内手ブレ補正もついている。CCDにゴミが付かないのもありがたい。
設定は感度400、ホワイトバランスAUTO、画質はJPEG、色はVIVIDにした。感度はAUTOのほうが結果がいいのは分かっていたが間違いのないようにいつもの400にした。