朝から明太子スパゲッティ。

秘密の園へ連れていってもらった。

広尾のマンション地下のドアを開けると、そこにはめくるめくプロ用機材が所狭しと置いてあった。なにより驚いたのは10×10インチサイズのカラー引き伸ばし機が置いてあったことだ。

噂には聞いていたが初めて目にする。エイトバイテンのカラーネガプリントができる伸ばし機は、特殊すぎてプロ用機材店にも置いていない。エイトバイテンをカラーで伸ばせるのは極一部のラボと大学くらいだ。

正規の値段は1700万円!だそうだ。そのほか杉本博が使っているものと同型の横置き式の伸ばし機もあった。設置料だけで200万円するそうだ。クラクラする。

同行者の目当てはプロ用スキャナー「フレックスタイト」の中古品。1台はブローニーサイズ用、もう1台は4×5インチまでスキャンできるタイプ。シノゴ用は新品定価200万円。それがニコンD3の値段くらいで買える。このスキャナーがあればもうデジタルカメラなぞ必要ない。性能は製版用のドラムスキャナーに匹敵する。

同行者はブローニーサイズの方が小型でいいと考えていたようだが、そこはシノゴ用でしょう、と背中を押す。というより蹴飛ばした。めでたく購入決定。

広尾に行ったのでエモンフォトギャラリーにデービッド・フォコスを見に行く。http://www.emoninc.com/test/exhibition/david08.html

ここはいつ行っても感心する。格好いいギャラリーだ。大体高級ソファーが似合う写真ギャラリーなんてそうそうない。

つい販売価格を見てしまう。一番大きなものは額装込み180万円だった。このギャラリーは壁が大きく天井も高いので大きな作品が映える。

広尾から六本木に歩いて新国立美術館へ。モデイィリアーニをやっていた。オープン1年たって初めて行った。入場料1500円。

同時開始していた「アーティストファイル2008−現代の作家」が面白かった。気になっていたフィンランドの写真家エリナ・ブロテルスを見ることができた。しかしそれを見るのにプラス800円は高い。

そのままミッドタウンの富士フィルムフォトサロンの1周年記念パーティへ。タダ飯でも食べれればいいや、と思って行ったら完全に場違いなところに紛れ込んでしまった。ほぼ全員黒いスーツにネクタイ。ジーパン姿は自分ひとり。しかも間違いなく最年少。

この世界、47歳はまだピヨピヨなのであった。