ふかひれ麺、蒸しぎょうざ。

妻に書類を書いてもらって、それを僕のカバンの中にしまってくれと頼んだ。

迂闊だった。

カバンの中にはプチプチシートにくるまれた買ったばかりのベッサR3Aが入っていたのだ。

当然「ナニこれ!」ということになる。必要なものである、比較的安いものだ、つい先日コンタックスを1台処分している。などと苦しい言い訳をする。

なぜベッサなのかといえば、昨年からライカ?Vfにズミタールのセットを借りているのだが、これが思いのほか好みの描写をする。

もっと使い込みたいのだが借り受けた?Vfのボディはシャッタースピードにばらつきがあるようで露出が一定にならない。フィルムの装てんも面倒だ。

そこでズミタールを使い込むためにボディが必要になったのだ。で、ベッサを中野フジヤカメラで購入。

R3Aはオートまで付いている。これで当分楽しめそうだ。

中野から阿佐ヶ谷に向かい、ギャラリー「街道」へ。写真家尾仲浩ニが運営するプライベートギャラリーだ。http://kaido.mods.jp/

築40年はいっているであろう古いアパートの2階部分全てを借りてギャラリーにしている。

アパートの急階段を上りドアを開けると、共同玄関部分に写真が展示してある。レトロ「風」ではなくて、本物の古さ。居心地の良さを感じるのは昭和育ちのせいか。

4部屋のうち、ひとつは古書店、ひとつは貸しギャラリー、ひとつは尾中浩ニ常設店、もうひとつは暗室になっている。

大部屋と呼ばれる場所でやっていたのは昔の仕事仲間のの写真家宮沢豪。カラープリントで作品を作っている。彼は数少ないCP51ユーザーのひとり。5×7インチサイズが伸ばせる超大型カラー引き伸ばし機をオーストラリアから輸入中だと言っていた。

このギャラリーの特徴は金土日の週末しか開いていないウィークエンドギャラリーということだ。週末を2回で6日間。平日を1週間借りるよりもいいかもしれない。