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海原さんと別れると御茶ノ水のギャラリーバウハウスへ。ニール・カサール写真展のトークショーがあったのだ。
http://gallery-bauhaus.com/071204_neal.html

僕は知らなかったのだが、有名なミュージシャンらしい。アコースティックギターでの弾き語りだ。その彼が行う初めての個展ということだった。

なぜ見知らぬ、しかも写真家ではないミュージシャンの写真展を見に行く気になったかといえば、ギャラリストの小瀧さんが、海外から招聘して個展を開くにはなにかしら写真として面白いものがあったからだと思ったからだ。写真家は知らなくてもギャラリストを信じて見に行ったわけだ。

音楽家で写真を撮る人は多い。ニール・カサールもそのひとりだ。でも彼の写真は、目線が写真家の目線になっている。どのようなものを写真家の目線というかは説明しづらいが、特にモノクロは僕らのやっていることと同質のものを感じた。

トークショーでは音楽と写真の両方の活動を行うことについての話だった。聞いている人は、おそらく全て彼の音楽ファンだ。ミュージシャンの彼の撮る世界が好きなのだ。

1時間以上話をして、最後にギター1本でミニライブを行った。全てが終わってもう一度写真を見ると先ほどには感じられなかったものが写真から見えてくる。

俄然彼に興味が湧いてきた。彼の音楽がもっと聞きたくなりCDを買って帰ったのだった。