東京に戻って次の日妻の実家に顔を出した。時代小説の舞台になるような下町。義理の母は80歳を過ぎても元気で毎年正月料理を作ってくれていた。特に数の子は絶品である。
ところが義母は年末から体調を崩し、腰が痛くて立てない状態になっていた。もともとリュウマチであるのだが「痛い」というそぶりもまったく見せていなかっただけに、寝ている姿を見て少々動揺した。
大分よくなった、とはいえまだ起き上がるには苦痛をともなうようだ。いつまでも元気で、というわけないはいかない。色々考えなくてはならない年回りになってきたようだ。
ワークショップで新年会を開いた。50名近くが集まり恒例のレンズテストクイズを行った。昨年は「ローライフレックス×ローライコード」今年は「ライカ×キヤノン」だ。Ｍ型ライカの現行50ミリF1.4アスフェリカルというライカ社で出している中でもっとも解像力があるレンズと、キヤノンEF50ミリF1.4というスタンダード中のスタンダードレンズを比較する。価格差にして7倍以上である。それとスーパーアンギュロン21ミリF4 とEF20ミリF2.8 との比較。30年の時代を超えての比較だ。http://blog.livedoor.jp/workshop2b/archives/51106253.html
昨年のローライテストのときも分かりそうで分からない。同一のものを条件を同じにして撮影し、濃度が一緒になるようにプリントしたものを10枚比較するのだが、違いはわかってもどちらがローライフックスだか判別がつかない。
やる前はそんなもの分かるに決まってる、何年ローライで撮ってると思ってるんだ、と豪語していたが、実際やってみたら全然わからない。ようやく7問正解。参加者でもっとも正解率が高かったものでも7問正解がひとりだけ。適当につけても二者択一だから5問は正解するわけなのに下回るものが続出。
今年はわりと分かりやすいはずだったが、やはり全問正解者はいなかった。全問正解の場合の商品は「リコーGRD２新品箱入り」としてだけに内心ホッとした。
