六本木ヒルズには2200円の親子丼がある

夕方、元アシのYが事務所に顔を出した。もうすっかり「野球浪人」の人のほうがが定着してきた。

明日、イタリアに戻り、撮影の仕事をした後、今度はリトワニアに住むと言っている。もう、好きなようにしてくれ(笑)いつかその旅が何かにまとまる日がくるだろう。

今日もフォコマート2cでプリント。真っ白な雪のプリントをしてみたが難しい。2cへの慣れが必要なようだ。

妻が米沢に行っているためまたしても娘とふたり暮らし。今日は手作りハンバーグとスープを夕食に作ってくれた。娘が夕飯を作ってくれたのは初めて。おいしかった。

朝7時前に起きて朝ごはんを一緒に食べ、送り出したら掃除と洗濯。ネコをかまってから事務所に行って「旅するカメラ3」の原稿を1本書く。お昼から六本木ヒルズへ撮影に。

先週から気になっていたBOSE製ノイズキャンセルヘッドフォンを買ってしまった。量販店では売っていなく、BOSEショップでしか買えないというのがきいた。飛行機の重低音ノイズが消えウため疲労が少ないというのが売りだ。ファーストクラスで貸し出しているところが増えている。早く飛行機に乗りたい(笑)

撮影中HMIライトの調子がおかしくなった。これがないと非常に困る。ストロボは嫌いなのだ。撮影後すぐに「銀一」へ修理に出す。

そのまま京橋でやっている写真展へ。写真展といっても展示の写真がメインではなくそれぞれが作った手作り写真集が置いてある。「写本」と呼ぶらしい。

第4回НИТЬ写真展 「写本」vol.2 
〜34人のメンバーによるオリジナル“写真集”展〜
http://www.photo-ito.com/event/notice.html

会場は狭い展示写真は各人1点のみ。そのかわり壁には写真集がずらり。端から全部見ていった。写真展と違ってサーッと見ていくわけにはいかない。1枚1枚めくっていく。

プリンターの発達とともに写真の見せ方は大きく変わってきた。写真集は特別な行為ではなくなった。誰でもその気があればつくることができる。ハードルが低くなった代わりに安易なものも多くなるが、既存の写真集では考えもつかないものもできてくる。

写真展ではなくて写本展という考え方は面白い。ブック好きの僕としてはかなり嬉しいグループ展だった。