鯛のアラ煮、白菜と豚肉の炒め、米沢の漬物

金曜日、仕事の合間をみて米沢に帰る。

今年でもう3回目だ。写真を撮りに帰っているのではなく、母親の体のせいだ。

正月に久々に皆で温泉に行ったのだが、母親の様子がどうもおかしい。半年前に比べ足どりは重く、歩幅が狭くなっている。

記憶障害も出始めていて話すことはしっかりしているが短期記憶に曖昧なところが出ている。認知症ではないかと心配になった。

翌週念のため病院で検査してもらうことにした。脳外科でMRIをとってみたところ、脊髄からもれた水が脳漿にたまっていることがわかった。

それが原因で歩行困難や記憶障害が出ている疑いが強いという診断がでた。翌週脊髄から水を抜いてみると歩行がしっかりしているようにも見える。

ただ脊髄ヵら脳漿にもれた水は数日で元に戻ってしまうためはっきりしたことは分からない。根本的に直すには手術が必要になるということだった。

ただし手術をしてもよくなる保障はないとも言われる。このままでも生命への危険度はないということも告げられた。

妹とふたり悩んでしまう。けっしてこのままでいいということはないし、かといって手術も大変だし。

2週間後の再検査まで結論を出さなくてはならない。

米沢から戻った足で写真展のパーティへ。ワークショップの参加者が3人で六本木の画廊で行ったものだ。1月でクローズしてしまうところを安く借りれたらしい。

三者三様の東京のスナップで、デジタルカメラ、ライカとハッセル、エイとバイテンと機材も三様だ。機材が変わればものの見方も変わってくる。

写真家の田中長徳さんも来ていた、大判カメラ愛好組合のドンである。エイバイテンの写真の前で自身のNYのシリーズとの比較をしていた。

土曜日曜はワークショップ。2月13日から始まる渋谷ルデコでのグループ展の最終打ち合わせ。今回は2階3階5階6階の4フロアーを使う。

月曜日は撮影の後、冬青社へ写真集の打ち合わせ。印刷見積りがでて、最終的な版形と価格を決めていく。

刷り部数と印刷代から定価を決めていく。決して多くない部数のため原価が単価に大きく響いてくる。

相談の結果B5サイズ250ページ定価税込み5000円という線がでてくる。まだ決定までは時間がかかるがなんとなく目処がたった。

7月の冬青での写真展にあわせて出版する。内容はひとことで言えば雑多。サイトのフォトギャラリーの写真がランダムに編集されたものが作りたい。

僕の販売ノルマは500冊。なんとかこれを発売時に達成しないと。