蛸のやわらか煮、シシャモ、

写真家の鬼海弘雄と2Bで打ち合わせ。作家のオリジナルプリントを作家の解説つきで見せてもらう「ビューイング」を昨年からワークショップ終了者を対象におこなっており、今回で3日目となる。

鬼海さんはワークショップの中でも人気がすこぶる高い。作家を前に作品を見ることができ、ダイレクトな質問をすることができるのは楽しい。

打ち合わせの後、何人かで中華料理屋へ。以前鬼海さんに「デジタルは使わないんですか?」と聞いたところ「ザルから愛情がもれるような気がするから使わない」と言っていた。なのにこの頃使ってみたくなったらしい。「ちいさくていいデジカメは何がいい?」と聞かれたのでリコーGRDを勧めた。そしたら鬼海さんはファインダーがないと嫌だという。

ひとりが持っていたGRDにコシナの外付けファインダーを付けたのを見せたら大喜び。今度海外で使ってみようかと言い出した。

土曜日は「日本カメラ」の月例コンテスト年度賞表彰式だった。ホテルの宴会場での立派な会だ。1年間戦い抜いたものだけが集まれる。晴れやかな感じがよかった。

審査で写真は知っていても皆始めて会う人ばかりだ。ほとんどが年配者。しかしカラープリント年度賞1位は若干23才。

僕は彼の昆虫写真が好きだ。http://plaza.rakuten.co.jp/insect4416/
将来彼が有名になったら「あいつは俺が見つけた」と言ってやろう。

現在モノクロ印画紙の供給最大手のフォルテが工場閉鎖になることが決まったようだ。ということはフォルテで作っているベルゲールも生産中止となるわけだ。

ようやくベルゲールに慣れた矢先の出来事に唖然。またしても印画紙難民となってしまう。今日ヨドバシでベルゲールの印画紙を棚買い。でも使いはじめたらあっという間だ。