北海道からジャガイモにつづき玉ねぎをいただく

埼玉県高校総合文化祭の県下写真部合同展に講師として呼ばれたため、本番の日曜日を前に下見に出かけた。「講師賞」を選定するためだ。

「千三(せんみつ)」という言葉がある。どんなものにも3パーセントの真実があるということだ。今回は600点の展示があってやはり、その中で3パーセントにあたる2点の作品にとても魅かれた。

講師賞を10点選ばなければならない。基準は「仕上げが美しいこと」「他の人には撮れないオリジナリティがあること」。
簡単に言えば「俺にゃ撮れね〜」と思えたものだ。

自分の高校時代、写真部というものはなかった。視聴覚室に暗室があることを発見し、そこで独学で現像とプリントを覚えた。本だけが頼りだった。その頃の写真はもう残っていないが、いま思えばひどいものだっただろう。でもプリントするのが一番楽しい時期だった。