あっという間の一週間でした。

本日午後3時をもって無事写真展が終了しました。お越しいただいた皆さん本当にありまとうございました。

最終日は11時過ぎからたくさんの方が見に来てくれて、とてもいい終わり方ができました。来場者数は正確にはでていませんが、コダックフォトサロンも驚くほどの人出だったようです。

まるまる1週間自分の写真に囲まれるのは、得がたい経験になりました。毎日1点1点じっくり見ていました。98年ごろをさかいにライティングをしなくなったことや、構図の取りかたの変遷がわかり興味深いものがあります。

今回の写真展では、最後に展示してあった「ジェームズ・ラブロック」の写真が一番好きです。あの時は、普通なら考えられないほど薄い光での撮影でしたが、「写った」という実感が現像前からありました。「写っているかなあ」という不安はまったく感じませんでした。

仕上がったプリントを見て「ようやく撮れるようになったなあ」と思った覚えがあります。昨年の10月の終わりごろでした。それから間もなく眼が悪くなり、より印象度が高まった気がします。今思えばある種のピークだったのかもしれません。

「旅するカメラ2」の後書きにも書いたように。今回の写真展は、「渡部さとる写真人生前半部のまとめ」、という気持ちでした。その個展にたくさんの人が来てもらえたのは、後半をスタートさせる、とてもいいきっかけになりました。

見に来てくださった皆様に重ねて御礼を申し上げます。

「ありがとうございました」