一日中外に出ずずっと家にいた。
２８日の夜に放送があった「情熱大陸、写真家鬼海弘雄」のビデオを見る。浅草寺やインドでの撮影風景が盛り込まれていた。
「ＰＥＲＳＯＮＡ」がどうやって撮られていたか分かり興味深い。ハッセルの５００Ｃに８０ミリ、フィルム１本１２枚で一人を撮りきっていた。
鬼海さんとは一度言葉を交わしたことがあるが、被写体となっている人たちと同一の匂いがする。「王達の肖像」を撮る人はやはり王だった。
番組内で大卒の初任給より月収は少ないと言っていたが、看護士の奥さんと２人の子供と生活に不自由さは感じられない。機材は３０年前に買ったハッセルと、キャノンＥＯＳの普及機に安物のズームだけ。暗室は自宅の隅。スタジオは浅草寺の朱塗りの壁。
写真集「ＰＥＲＳＯＮＡ」を買おうと思う。
