入院生活8、9

あきれるくらいの晴れ。クリスマスだというのに、ここは、あたたかい。

天気がいいと気持ちはいいのだが、左目の瞳孔が常に半開きのため、まぶしくてしかたがない。陽射しがきついので、カーテンを閉めっぱなし。

昨日は祝日だったので、妻と娘、それにカメラマンのO夫婦が見舞いに来てくれる。彼らは、病室に入ってくるなり、あまりの豪華さに、第一声が「心配してソンした」だった。

実際、ここはホテルのようで、一般病院の病室から想像できるイメージからはとてもかけ離れている。

彼らに3回の手術の話しを微に入り細に入り説明する。この手術ネタはしばらくは使えそうだ。
診察では、眼底の血のカタマリはほとんどとれているはずなので、後はゆっくり視神経が回復するのを待つだけだと言われる。そのスパンは3ヶ月、半年、1年と、ゆっくりとしか戻らないらしい。でも、もうあせるのはやめることにした。

病室でなぐり書きした「入院日記」を妻にわたして、アップしてもらう。
いま書いている日記の字は、ほとんど見えていない。だいたいで書いている。

23日の夕食は「ホタテと野菜のクリーム煮」。一番きらいなものが出た。
昼に家でつくってきてもらったお弁当をしっかり食べたから、まあいいか。

今日の朝は野菜雑炊。昼はスズキの酒蒸し。夜はブタの角煮

一人だけのイブはやることなし。

毎日午後の3時からやってる再放送「僕の生きる道」を見るようになってしまった。ふだんなら、テレビドラマは、絶対に見ない。

夕方から、左目がゴロゴロして痛い。縫ったところの糸が少し飛び出てきて、目に当たっているらしい。テレビを見ているのもつらいので、9時には寝てしまう。