江古田の「フライングティーポット」というお店でで鬼海弘雄「ＰＥＲＳＯＮＡ」http://www.soshisha.com/books/1240.htmのパネル展があるというので期待して見に行ったら、ただ写真集の原稿を壁に展示してあっただけなのでがっかりした。
それでも9500円もする写真集をテーブルでじっくり見ることができたのはよかった。500円のコーヒー代はある。
「ＰＥＲＳＯＮＡ」は浅草浅草寺の境内に集まる市井の人を撮ったポートレート集。まことに不思議な人達が写っている。写真の下には1行のキャプションが添えられているのだが、それを読んでもう一度写真を見ると深く頷いてしまう。
おそらく爆発的に売れるような写真集ではないだろうが、小部数でも出す意味のある写真集の一つだと思う。
今日も撮影の後、リクルートが主催している「タイムトンネルシリーズ藤井保展」http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2003/gg_0312.htmlを見に行った。昨日から銀座リクルートＧ８ギャラリーとガーディアンガーデンを使っておこなわれている。題名はなんと「旅する写真」どっかで聞いたような題名だ。しかし、カメラと写真の違いが両名の差を決定的にしているな。
藤井保は現在の広告写真界トップ３の一人であり、名前は表にでなくても普段暮らしていれば必ず彼の写真や映像は目にしているはずだ。Ｇ８ギャラリーでは作品を、ガーディアンガーデンではこれまでの仕事を振り返る。
彼が手がけたテレビＣＭも流れていて、これがよかった。ビデオかＤＶＤで売っていたら迷わず買っていた。ムービーなのだがスチールを繋ぎ合わせたような絵作りなのだ。動く写真と言ったほうがいいかもしれない。
藤井保が撮った広告「マグライト」のシリーズを編んだ来年度のカレンダーを購入。
