天一の天丼、押し寿司。

昨日は一日中、コラム本の原稿の直し。一つ一つ、丹念に原稿を見ていく。語尾を直したり、言葉を統一したりと長丁場の作業になってしまった。

夜7時にけりをつけると、教えてもらっていた蕎麦屋に出かける。自宅から自転車で10分。路地を入ると入り古い民家に暖簾がかかっている。本当にここでいいのかな、と不安になるような店構えだ。

中に入ると、庭に向かって縁台が大きく張り出していて、そこにはちゃぶ台が置いてあった。庭は手入れされたものではない。緑が濃くて夕空が抜けている。久々に息をのむような空間だった。10年前のバリ島を思い出した。外でごはんを食べることがなによりも好きな僕にとって、完璧ともいえる場所だ。どの駅からも歩いて15分はかかろうかという場所に加えて、知らずに立ち寄ることは絶対に不可能な店構えだ。続いてほしいと切に願う。

今日はワークショップの日。プリント作業をやる。先週撮ったネガのベタを取って、六つ切りにモノクロプリント。はじめて経験する人も多かった。自分で撮ったものが、大きく引き伸ばされる楽しみは格別なものがあるはず。ちょっと手を加えるとプリントが見違えるようによくなる不思議。それを体験してもらった。

やっぱり実践は座学より楽しいようで盛り上がる。来週はライティングの予定。写真基礎の講座とは別に、カラープリント講座も予定しています。これは、回数は関係なく、いつでも好きなときに参加できます。毎週土曜日(8月16日はお盆のためお休み)16:00から〜。